日本三大盆踊り


日本三大盆踊り

盆踊りは、日本全国で行われる行事です。地元の小さなものから大きなものまで、いろいろですが、中でも伝統があって規模の大きな、秋田の「西馬音内の盆踊り」、岐阜の「郡上踊り」、徳島の「阿波踊り」を、「日本三大盆踊り」としてご紹介します。

西馬音内の盆踊り(にしもないのぼんおどり)

顔を隠し、華やかに踊る「西馬音内の盆踊り」
顔を隠し、華やかに踊る「西馬音内の盆踊り」

秋田県羽後町に古くから続く盆踊りが「西馬音内の盆踊り」です。踊りの特徴は、野性的なお囃子に上方風の優美な踊り。“亡者踊り”という別名がありますが、これは編み笠や、目の穴を開けたのみで頭からすっぽり被る黒い彦三頭巾(ひこさずきん)で顔を隠すからです。一方で、浴衣には艶やかな衣装を着ます。

祭の起源は記録が全くなく、伝承によるものしかありません。説の一つによると、鎌倉時代の正応年間(13世紀)に、修験僧が豊年祈願として踊らせたものという話があります。近現代に入り、益々盛んになっていき、現在では国指定重要無形民俗文化財になっています。

【西馬音内の盆踊りデータ】
会期と会場
8/16~8/18
秋田県羽後町西馬音内字本町地内(通称本町通り)
問い合わせ先
西馬音内の盆踊り(羽後町観光物産協会)


郡上踊り(ぐじょうおどり)

地元や観光客と一緒に楽しむ「郡上踊り」
地元や観光客と一緒に楽しむ「郡上踊り」

岐阜県に伝わる「郡上踊り」は、中世からの古い踊りの流れを汲みつつ、江戸時代頃から盆踊りとして始まったと言われています。その当時、「盆の4日間は身分の隔てなく無礼講で踊るがよい」と奨励したため、現在でも地元の人はもちろん、観光客も一つの輪になって踊ることができるのが最大の魅力です。国指定重要無形民俗文化財にもなっています。

【郡上踊りデータ】
会期と会場
8/13~8/16
岐阜県郡上市八幡町内
問い合わせ先
郡上踊り公式サイト
郡上踊り(郡上八幡観光協会)

阿波踊り(あわおどり)

今や、日本を代表する盆踊りと言って良い程有名な「阿波踊り」の本場は、四国徳島です。400年以上の歴史があると考えられており、期間中は徳島中が踊りさざめきます。 なお、祭の詳細は「四国三大祭」をご覧ください。

【阿波踊りデータ】
8/12~8/15
徳島市内各地(有料演舞場あり)