知っておきたい伝統の祭

「祭」事始め

「祭」事始め

日本の「まつり」は、もともと「祀る(まつる)」という言葉に由来しているそうです。つまり、神様や祖先を祀ること。さらには、死者の霊を慰めたり、豊穣を祈ったり感謝したりする(これも神に対してですが)のが、祭の主な原点として上げられます。日本人は、古くから、大切にし、また楽しみとして、祭は現在まで息づいているのです。

ご存じのように、日本中には数多くの祭があります。あなたの町の盆踊りだって祭。祭はその土地の歴史や風習を形にしており、先祖代々受け継がれてきたものです。土地の人にとって、愛すべき‘自慢’、土地を離れた人にとっては懐かしい‘故郷’なのです。ですから、“お国自慢”に祭はつきものですし、誰もが自分の土地の祭が一番と思っているのではないでしょうか。

祭の見立て番付

年末にはヒット商品番付などが発表されていますが、それは江戸時代に流行したものです。相撲に見立てた「番付」の中には、有名なものとして「芝居番付」「料理店番付」、さらには「温泉番付」や「敵討ち番付」などまで作られました。江戸の大衆文化がイメージできる興味深いものです。

もちろん、祭にも番付がありました。「諸国御祭礼番付」です。それによると、東の方には山王御祭(東京深川の山王祭)や神田御祭(東京神田の神田祭)、西の方には祇園御祭(京都の祇園祭)や天満御祭(大阪の天神祭)などが記載されています。

日本人が昔から、好きなモノ、興味のあることを番付(ランキング)するのが好きということが、このような「見立て番付」の発行というところからもよくわかるでしょう。最近では番付と付けることも少なくなりましたが、ランキングや「○○トップテン」や「三大○○」といったくくりで紹介するのが大好きです。祭だけでいっても、「日本三大祭」や「江戸三大祭」など、驚くほど種類がたくさんあります。

日本三大祭

大阪が誇る「天神祭」
大阪が誇る「天神祭」

それでは、皆さんは「日本三大祭」といえば、何をあげるでしょうか。残念ながら、それに正解はありません。このトップスリーの基準はあってないようなものだからです。もともと、前述のような「見立て番付」にしたって、識者の主観によるもの。相撲と違って勝敗はありません。

ちなみに、ここでは江戸時代の「諸国御祭礼番付」に従い、また多くの人があげるように京都の「祇園祭」、東京の「神田祭」、大阪の「天神祭」でいかがでしょうか。もちろん、九州の方も、東北の方も、“うちの祭が一番”とおっしゃることでしょうから、強引に決めてしまうしかありません。

「三大祭」は歴史や規模、観光客の人数などから、有名なもの、特に人気のあると考えられるものを選ぶしかありませんが、選者の主観が入り込んでくることは避けがたいものがあります。ですから、本サイトでは多数派の意見を紹介するように心掛けるとともに、甲乙付けがたく3つに選びきれないものは、異説としてさらに紹介することとします。

本サイトでは、さまざまな「三大祭」という‘くくり’で、全国の有名な祭をどんどん紹介していきます。ぜひ、ご自分の「日本三大祭」を決めてください。




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